1600グラム

25歳で結婚し、

27歳で男の子を産み、

29歳で女の子を産んだ。

 

今までの人生で一番頑張ったことは?

と聞かれたら、

子育てと答える。

 

じゃあ、私の子育てが人様に言えるほど完璧なのか

と言われると全く違う。

大雑把でいい加減、口うるさくて、変なとこに細かい。

そして、最強にこわい。

クソババアだ。

 

子供たちは、私のことを特別好きというわけでもない。

ただ、私が子供たちを好きなのだ。

子供たちは私の先生なのだ。

子供たちは私の憧れで尊敬すべき人なのだ。

うれしい 悲しい さみしい たのしい 悔しい

たくさんの感情をおしえてもらった。

 

私の両親は、真面目で厳しくて

私は本当の気持ちを言うことが出来なかった。

学生時は、親にたくさんのウソをついていた。

 

自分が親になった時、どうしても子供とたくさん話をしたいと思った。

いろんな話をしたいと思った。

なるべく親にウソをつかなくてもいい親子関係を築きたいと思った。

子供たちの友達は、我が子だと思い、

自分の友達だと思って接してきた。(相手にとっては迷惑なだけだが)

 

先日、息子が成人式を迎えた。

子供子供だと思っていたのに、いつの間にかスーツ姿の似合う

立派な男性に成長していた。

 

息子は出産予定日に生まれたのに、1600グラムで生まれてきた。

 

生きてるだけでそれだけでいいと改めて思った。

笑顔でいてくれたらなお幸せだ。

生まれてきてくれて、

今、生きていてくれて本当にありがとう。